■ ID | 295 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 外生菌根菌感染と高濃度CO2の樹木影響に関する基礎的研究 |
■ 著者 | 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2004 |
■ 誌名・巻・号・年 | 大気環境学会関東支部植物影響部会講演会、平成16年3月17日 |
■ 抄録・要旨 | 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は、地球規模で年々着実に上昇している。このような大気CO2濃度の上昇は、樹木の生長や生理機能に様々な影響を及ぼすと考えられる。一方、多くの樹木は菌根菌と共生関係を築いている。菌根菌は樹木の根に菌根を形成し、樹木の養水分の吸収を援助する一方で、樹木から光合成産物を炭素源として受け取り、その生育に利用している。このことから、樹木と菌根菌の共生関係の有無により、大気中のCO2濃度の上昇が樹木の生育に及ぼす影響も変化する可能性がある。しかしながら、これまで我が国で行われてきた高濃度CO2の樹木影響評価では、菌根菌についてほとんど考慮されてこなかったのが実状である。そこで、ここでは、アカマツ実生苗を用いて行った実験を通して、外生菌根菌感染の樹木影響と外生菌根菌感染の有無を考慮した高濃度CO2の樹木影響に関して基礎的知見を述べる。 |
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